CSの基礎

あなたのcsgoを一歩先へ進める

あなたのDemoの着目点

1st. あなたに足りないものは本当にDemoですか?

Demoから情報を取ると銘打っておきながらなんですが、Demoを見ても上達しなかった、勝てなかったとコメントが来ても嫌なので書いておきます。

 

結論から言うと、あなたが今必要なものが情報ならDemoを見るべきです。しかし、必要なものが打ち合わせやコミュニケーションならこの記事はブラウザバックしましょう。願わくば次記事予定のコミュニケーションに関する記事を読んでください。2019/1/28現在 : まだ公開していません。

 

2nd. 【Pro Team】Demoから得られる情報

よく上達するために必要なものにDemoを見る、Botを撃ってaimを良くするなどが挙げられています。これらは解答として具体性に欠けています。Demoを見る、と漠然とした解答に人々は何をDemoから得ようとするでしょうか。

clearingやaimの動かし方、pre-aimの位置。各チームのエリアコントロールやstop nadeに使う投げ物からわかるMapに対する考え方。チームごとのアクションにおける人数や投げ物の比重。プレイヤーごとの有利/不利状況判断。その判断の基準は報告やラウンドの状況のどこからか。1matchの中での1ラウンドの目的。

書こうとするとキリがないので主要なこれくらいで止めておきます。これらは何をするための情報でしょうか?

 

再現性を上げるための情報です。あなたが強いと思うProがしているplayを再現するが為に同じように考え、同じようにaimし、チームとして必要なMap理解の共有とプレイ中のコミュニケーションを最低限にするミーティングをするためにDemoはあります。

 

なんとなく、経験的に、いけると思ったから。そんな曖昧な判断材料で勝利は約束されません。何故その行動をしたのか、常に説明をできるようなplayerになりましょう。

 

3rd. 【Scrim Log】Demoから反省を得る

まず、チームでの反省をするのにDemoは必要ありません。ラウンドの状況を口頭で説明して、「このときに状況判断をミスした」という失敗は"他人からの情報","相手にハマった"のどちらかを分析し、改善します。

 

対症療法がお好みであればDemoに対してだけアンチ行動を考えればそのチームには勝てるかもしれません。相手が同じ行動をしてきて同じ投げ物を切って同じタイミングで味方も同じ配置ならそれで勝てるんでしょう。

根治したいなら、大切なのはミスがあったラウンドの原因は何でそれに対してどう処理を行うのが正解かをチームと自分で話し合い理解し共有することです。

 

他人からの情報が原因の場合

(i)情報量が多くて遅いinfo

(ii)infoができない投げ物が来ていた

が多いと思います。どちらも事前のミーティングで言葉を作り決める、infoが切れやすいことを伝えておきましょう。詰むことがわかっていれば他のエリアで情報を取る構えができます。

 

相手にハマった場合が反省が難しいです。自分たちの状況判断の材料を潰されたり、切っている作戦の弱いところと相手が切った作戦が噛み合った場合、ほぼ勝つことはできません。このときは潔く途中で作戦を中止する旨をコールしたり、他でエリアを広げないと詰んでいることをinfoしましょう。

 

長く脱線しましたが、自分のDemoを見るときは自己判断の研鑽に使います。自分の判断は壁越しに相手が見える状態で果たして合っているのかを確認したり、味方と動きがちぐはぐしていないかを落ち着いて振り返ることができます。

基本的に自分のDemoは報告やコールを良くするために使えるもので、情報が得たいならPro TeamのDemoを見ましょう。

 

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CSGOでDemoを何度も見るのはロードの仕様上、気怠くなります。Demoを3Dで再生するとaimはわかりやすいですが、味方が何をしているのかは分かりづらいですよね。そういうときにDemoの情報を2次元に投影してよりチームの動きにフォーカスしたDemo解析ツールがあります。KDV[ kumademoviewer ] を使用してPro Teamの状況判断の材料を人より早く理解して、人より多く実践しましょう。

 

開発者 KiEEE(Twitter : @KiEEE999)